絵巻物 印刷用PDF作成アプリ
絵巻物の画像から印刷して少し工作をすることで、実物と同じく巻き物の形式で鑑賞することができるデータを作成するアプリです。
画面上で鑑賞するのと全然違うのでぜひお試しください。
※このアプリで作成したデータについては元データの規約に従って利用する分にはご自由にご利用ください。このアプリの作成者は別途権利や条件を追加しません。
印刷設定
1枚の紙を何段に分けて印刷するか指定します。(例: 横で2段、3段などを選ぶとスケールが小さくなります)
通常5mm程度を推奨します。実際の作品は1mm程度でつなげていたらしいですが、よっぽど器用な人であり、プリンターを信頼できる場合以外は5mmをおすすめします。
プレビュー(最初のページ)
印刷時に色が沈んで暗くなるのを防ぐために、画像に個別の補正をかけます。
使い方、作り方
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絵巻物の画像を選択し、PDFを作成して印刷する。このアプリではA4で印刷することを前提に作成しています。
印刷後の様子。段で切り離し済み -
余白(あれば)を切り落とす。この時それぞれの紙の右側だけは残すことを推奨する(このあとのりしろとして使うため)。また、2段モードの場合は紙の真ん中で切断する。
余白を切り離した状態 -
順番を間違えないように注意して、右側の紙が上になるようにつなげていく(逆でも問題はありませんが、鑑賞するときにこのようにしたほうが引っかかりにくい)。
すべてつなげた状態 ここまででもそのまま左側から巻いていけば鑑賞できますが、より本物に近づけるために次のような作業をすることもできます。ただ、これをやらなくても十分鑑賞できます(私はめんどくさくてやっていません)。
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左側に軸、右側に紐をつける。右側の紐が面倒な場合は輪ゴムで止めてもいいと思います。
※ 以下の写真は伴大納言絵巻の模本のコピーの作成風景です
鑑賞方法
当時(絵巻物が作成された時代)は床に座って床もしくは低い机に広げて鑑賞していましたが、現代では正直机において鑑賞してもいいと思います(在来線の電車のロングシートでもボードの上で広げれば鑑賞できないことはない)。
左手で巻かれた軸を持って右側に引っ張り、右手で巻いていきます。絵巻物は右から左へ鑑賞していきます。また、基本的に一度に見える範囲のアスペクト比は2:1程度、つまり幅の約2倍の長さを広げて鑑賞します。
次へ進むときに一度右手で巻き取って浮かせて巻き物を右へ移動させてから左手で繰り出すというやり方もありますが、これは文化財保護という目的のためであり、当時ではこのようなやり方ではなかった可能性もあります。
まあここで作成したやつはそんなに費用がかからないと思うので、だめになったら作り直せばいいやという感覚で鑑賞することをおすすめします(当時も一部の絵巻物はこんな感じに今よりは雑に扱われていたものもあった)。
こんな感じで自宅で印刷したコピーを使い、絵巻物の実際の形で鑑賞することによって絵巻物のすごさ、面白さを分かってくれる人が増えると嬉しいです。